GrandSeiko SBGA015

仕事道具の三種の神器 〜腕時計〜

SEIKOスタイル---’60年代半ばに確立されたこのセイコー高級時計のためのデザイン文法は、時間が見やすいこと、正確であること、長く使えること といった実用時計として在るべき機能・スペックをカタチとして表すと同時に、輸入時計と比較しても独自の存在感を放つことを狙いとしたものです。現在も、 その思想を正統的に継承し、発展させていくことがグランドセイコー担当デザイナーの使命であると考えています。「グランドセイコーの歴史に導入されるべき新しいエレメントはデザインのためのデザインではなく、腕時計のなかの腕時計であるグランドセイコーの精神を、さらに際立たせるものであるべきだ。」今回、デザイン開発にあたった私を含む3人のデザイナーと、アドバイザーに迎えたプロダクト・デザイナー深澤直人氏の仕事は、こんな言葉から始まりました。りゅ うずガードとカン足を大胆かつストレートに強調したスタイルは、アクティブで都会的スマートさを感じ取ってもらうために思い切って採用したものです。17 面ものザラツ研磨面を持つケースは、現在の研磨技術をすべて駆使なければ実現しない職人泣かせの超多面構成ですが、長く愛用できる高級品としての個性を演 出するために必須の要素だと考えました。計算され尽くした大胆さを持つ、独自の存在感溢れるこのGSは、SEIKOスタイルの精神を更に一歩先に進化させる存在になるでしょう。デザイナー: 小杉修弘  〜GrandSeikoホームページより〜

”第三の機構”スプリングドライブ搭載
セ イコーが27年の歳月をかけて独自に開発した自動巻きスプリングドライブは、機械式時計の複雑な仕組みとクオーツと同等の高精度を兼ね備えた“第三の駆動 機構”。ぜんまいのほどける力を動力源としながら、水晶からの正確な信号によって精度を制御するシステムは、世界の時計技術者が夢見た新機構です。21世 紀の高級時計にふさわしい理想形へとまた一歩近づきました。
大胆な「りゅうずガード」と「カン足」
「りゅうずガード」と「カン足」をあえて大胆に主張させることで、機能美を超えた個性を表現すると同時に、独自の存在感を主張しています。
光り輝くケースデザイン
ケー スは合計27面の平面、二次・三次曲面で構成された非常に複雑な造形になっており、どの面も歪みのない鏡面、あるいは乱れのないヘアラインで仕上げられて います。特に、カン足先端から上側面に流れる斜面やりゅうずガード先端等、「ザラツ研磨」面は合計17ヶ所にもなり、非常に熟練した職人でも持てる技能を 駆使しないと美しく仕上げることができません。最高レベルの職人技に支えられているからこそ、グランドセイコー独特の高度なこだわりが込められた、自ら輝 きを放つ美しいケースケースデザインが実現し得たのだと言えます。
新たな輝きを放つスピンドルシェイプの略字・時分針
GS 初の「紡錐形状」略字と時分針は、読み取りやすさを基本としつつ、ケースと同様に都会的な個性を演出するために採用されたものです。いずれも左右2つの斜 面と真中の平面で構成され、シルエットは緩やかな曲線となっています。美しく光を反射する均一な形状に仕上げるには、豊かな経験に基づく高度な職人のカッ ティング技術が必要です。

 SBGA015には、ライト・スチールブルー色の文字板が採用さ れています。この文字板表面には縦方向に砥石目仕上(目の粗い砥石で文字板表面に一定方向でありながらも不規則な目を付ける仕上。’70年代の高級時計に 使用されていた加工方法を、現代の技術と融合させて復活させたもの)を施し、シルバーを基調としながらも微妙にブルーが混合された、炭酸入りミネラル ウォーターのような爽快な独特の色調を表現しました。都会的なクールさ、スマートさのある色合いでありながら、深みと高級感も備えた文字板に仕上がってい ます。